富士宮市の将来と県政の連携
須藤秀忠富士宮市長との特別対談
富士宮市の将来と県政の関係について市長と対談を行いました。
郷土富士宮の発展のために今県政になにが求められているのかお伝えします。
世界遺産富士山のまちづくりと県政
今日はよろしくお願いします。
いよいよ今年は富士山世界遺産登録から10周年の記念すべき年ですね!
富士宮市の熱心な誘致活動が実を結び富士山世界遺産センターが富士宮市に建設されたことは本当に大きなターニングポイントになったと思っています。
富士山世界遺産センターが富士宮にできたことで浅間大社周辺のまちづくりの軸ができました。「富士宮市世界遺産のまちづくり整備基本構想」を策定して「空間の美」「清流の美」を感じられる世界遺産富士山にふさわしいまちづくりを実現したいと思っています。
その為に静岡県の中心市街地の道路整備への協力が欠かせません。
浅間大社周辺の道路は登山道・商店街・大月線と全て県道ですから市の構想としっかり連携を取って整備を進めていかなければなりません。
景観も大事ですが3本の県道が交わる交通の要衝でもありますから、景観と利便性を両立できる県道整備ができるよう取り組んでいきます。
木内県議は富士山世界遺産センター前の南神田橋の側道橋設置や富士山世界遺産センター周辺の無電柱化などに取り組んで来られましたね。これからも市としっかり連携を取って中心市街地の整備に取り組んでください。
南神田橋の側道橋設置や登山道の拡幅などについても富士宮市の強力な後押しと県との連携があったからこそ実現しました。市長の県議3期の経験があればこそだと思っています。引き続き市と県が連携してまちづくりに取り組めるようご指導いただきたいと思っています。
また、火災で焼失した富士山富士宮口新五合目のレストハウスに変わる登山者施設の建設も急がなければなりません。
富士山富士宮口五合目新来訪者施設を静岡県が全面的に整備してくれる方針が決まりホッとしています。建設場所が高地で難工事になると思いますが、素晴らしい施設になることを期待しています。
新施設を魅力的なものにする為には富士宮市の協力が欠かせません。様々なご意見をいただきながら富士山の魅力を最大限に引き出すことができる施設を作り上げましょう。
富士宮市内の道路整備ついて
富士宮市内には多くの県道がありますが、特に旧芝川町エリアでは主要な道路の多くが県道になっています。旧芝川町エリアの発展のためにも、防災のためにも県道の整備は急務です。
昨年には尾崎バイパスも開通し、稲瀬川に沿って新東名新清水ICへ抜けるルートはある程度整備の目処がついてきました。
また長年の懸案だった釜口橋と新内房橋をつなぐ橋場桟道橋もいよいよ着工となりました。
旧芝川町エリアでは数多くの県道整備計画が同時進行で動いています。一つひとつ着実に形にしていかなければなりません。
旧芝川町エリアの県道整備は静岡県の重要な仕事ですからしっかり頼みます。富士宮市も全面的に協力していきますので頑張りましょう!
都市計画道路田中青木線の身延線を越える陸橋部分は県で整備してくれると言うことで着実に進んでいますね。
田中青木線県整備区間はいよいよ着工が視野に入ってきました。都市計画道路田中青木線の全線開通で富士宮市の交通は大きく変わります。市と協力して整備を進めていけるよう頑張ります。
市長が県議時代に始まった上野バイパスの整備もいよいよ開通ですね。
上野バイパスは上野地域の皆さんにとって悲願の道路ですから私も開通が楽しみです。道路整備は長い時間がかかりますから、長い期間ブレずに協力体制を保っていける信頼関係を地域の皆さんと行政としっかり築いていなければ上手くいきません。
昨年市長が期成同盟会の会長に就任し国への要望活動を開始した「富士富士宮道路」も岳南地域の発展の為に実現させなければなりませんね。
大きなプロジェクトなので市や県だけでは出来ないプロジェクトですが、県も実現に向け少しでも取り組めるよう働きかけていきます。力をあわせ頑張りましょう!
「連携」してこそ課題は解決できる
2020年から2023年にかけては新型コロナウイルスとの戦いに明け暮れた毎日でした。富士宮市は県内でも最も還元率の大きいプレミアム付商品券事業やいち早い無料検査などで新型コロナ対策をリードしてきたと思っています。
新型コロナウイルスとの戦いは市だけでどうにかなることではありませんでした。市職員も全力で取り組みましたが、医療関係者の皆さん、エッセンシャルワーカーの皆さんのご苦労は大変なものでした。地域の皆さんにも多くの御協力をいただいて何とか乗り越えてきたと思っています。県も含めて多くの皆さんと「連携」する力が試されたと思っています。
地域医療・福祉・教育・産業振興など富士宮市の課題は数多くありますが、県だけ、市だけ、で出来る事は限られます。これからも「連携」して課題解決に取り組めるよう県議会議員としての役割を果たしていきたいと思います。
本日はありがとうございました。
© 2017 静岡県議会議員木内みつる